mgetty/vgettyに関する情報を検索しているときに偶然VOCPというプロジェクトを発見。
ざっとみてみると、vgetty(mgetty+sendfax+voice)をベースにGUIやWebベースのUIを追加するプロジェクトのようだ。[url=http://www.vocpsystem.com/]VOCP System[/url]
mgetty+sendfax(+voice)のシステムは稼動したもののメール経由で留守電やFAXをやりとりするのは便利といえば便利だがもう少し直接的に見えて欲しい。
Webメールのようにブラウザで留守電メッセージ(ボイスメール)やFAXが閲覧できれば便利だが、と思っていたらちょうどよさそうなものが既にあったらしい。
インストール手順
INSTALLによるとVOCPをインストールするまえにmgetty/vgettyにパッチをあててインストール、、、って、Fedoraから無理やり持ってきたからここのmgettyはバージョンが0.0.1新しい。大丈夫かな?
パッチの内容を見てみるとモデム判別を強制するものらしいが筆者はSupraExtreme 56e Pro V92の関係でforce_V253を有効にしているので不要?
とりあえずパッチしないことにしとこう。
それでもvoice.confの変更は必要で、voice_shell を /usr/bin/perlに設定。
次に必要なperlモジュールを追加。
Webmin-その他-Perlモジュールを開いてインストール。
モジュール適用
Modem::Vgetty 必須
XML::Mini必須
Audio::DSPxVOCP GUI
TkCallCenter, xVOCP, VOCPhax GUIs
Tk::JPEGCallCenter, xVOCP, VOCPhax GUIs
Crypt::CBCVOCPweb
Crypt::Blowfish VOCPweb
MIME::Parseremail2vm (Email to VoiceMail converter)
(環境によっては念のためrpm -qa "perl*"でrpm経由でインストールされてないかチェックした方がいいかも。rpm経由のperlモジュールのいくつかはCPANではリストされないらしいので)
それにしてもTkモジュールのインストールは時間がかかる。モジュール作るために一度Tkをフルコンパイルしてる雰囲気があるんだけど。。
と思ってたらインストール失敗!
X関連のテスト中に失敗したらしいのでサーバー上でインストール、がNG。
readmeを読むとRedhat9のperl-5.8.0ではUNICODE関連でうまくないらしい。
ということでperlのアップグレード。
FedoraCore3のSRPMをダウンロードしてビルド&インストール。
他のPerlモジュールは大丈夫だろうか?
perlアップグレード後再度Tkモジュールのインストール。
<<<続きは後日記入>>>
さて、ここでようやくVOCP本体のインストール
vocp-xxx.tar.gzを展開したパスに移動し、
# perl ./install_vocp.pl
これだけで単純に終わってくれるといいんだけど。。
モデムによっては音声ファイルのレート変換が必要らしい。
インストールが完了すると、設定ファイルは/etc/vocp、ドキュメントとVOCPWebは/usr/local/vocpに用意される。
最後にVOCPの設定。
<<<続きは後日記入>>>
結局、VOCPwebは留守電メッセージのみの対応で、しかも電話を着信すると無条件でVOCPが受けてしまい、音声ファイルも含めてかなりの設定が必要なため、不採用とした。