googleでSupraExpress 56e Proの記述を色々見かけてたので、問題なく使えると思っていたのだが、テストのためにvmコマンドを使用して音声再生させようとするがまったく再生されない。
ログを見るとまず目に付いたのが、音声圧縮フォーマットが対応していないというものだった。
さらに良く見るとチップ認識はRockwellで問題なさそうに見えるが、その後のコマンドが全く通っていなかった。
何かがおかしい。
ATI7でチップセットがRCV56DPF-PLL L8571Aと表示されたので、このチップセットのマニュアルを探して見つけたが、これによるとボイスコマンドセットがRockwellオリジナルのものでなく、V.253規格のものだった。どうやらV.92対応するときにコマンドセットを標準のものに変更したようだ。
voice.confのforceV253をtrueに設定したところ雑音が再生されるようになった。
ログを見るとバッファアンダーランが多発している。モデムとの通信レートが遅かったので115200まであげてみたが改善されない。
良く見ると音声のレート設定変更でエラーが出ていた。
さて、モデムのボイス機能が確認できたところでmgettyが起動するように設定。
inittabにmgettyの記述を追加したが着信するといきなりFAXトーンが聞こえる。
ログが作成される様子もない。
最新版のmgettyはvgettyを含んでいるような記述があったのだが、whichで探すとvgettyがあるようだ。とりあえずvgettyが起動するように設定変更。
今度は着信すると案内音声が再生され、ビープ音、適当に話して切断。
/var/spool/voice/incomingに音声ファイルが残っているのを確認。
留守電機能は有効になったようだ。
同じファイルというわけではなく、ボイス機能を有効にするためにはやはりvgettyが起動するように設定しないといけなかったようだ。
次はFAX。
奥さんの実家からtelnet接続しつつFAXを自宅に送信するが、FAXデータの受信に移行しない。
ログを見ると通信レートに問題があるようだ。
参考にしたサイトではRockwellチップセットではswitchbd 19200が必須とあったのが怪しい。コメントアウトしたところ受信しだした。
どうやら同じRockwellでも事情はだいぶ違うようだ。
受信完了後、/var/spool/fax/incomingにFAXデータが保存されているのを確認。
残る問題はモデムと回線を共有している電話がどうもおかしいのをどうするかか。。