SOTEK WL2120へのインストールに関するメモ
はじめに
現在、WL2120はRedHat8.0で使用していますが、インストールの敷居は高く、 結局、他のPCでインストールするしかありませんでした。
インストールCDで起動した場合
起動直後のカーネル選択画面までは正常に動作。
カーネル起動したのちインストーラがPC Cardの初期化画面を表示したところでフリーズ。
DOSからloadlinを使用してブートイメージから起動した場合 loadlinを実行する前にインストールCDをCDドライブに入れておくことでX上での言語選択となり、
konが起動されて画面が消え操作不能となるテキストベースの言語選択を回避できる。
インストールタイプの選択、パーティションの選択、パッケージの選択まで問題なく進行するが、 ファイルのコピーが始まったあと、ランダムなタイミングでPCがフリーズする。
Vine Linux 2.6r1のインストールの場合
ブートからインストールまでほとんど問題なく完了する。 が、結局バージョンが古いのとACPIサポートがカギとなっていることが確認できたので再度チャレンジすることにする。
インストールCDのカーネルをACPI対応のものに差し替えた場合
インストールCDに含まれるカーネルソースからBOOTカーネルをビルド。 インストールCDのイメージのvmlinuzをビルドしたものに差し替えて、インストールCDを作成。
作成したインストールCDにて起動して正常にインストーラが起動。
⇒インストール作業中にトラックパッドの誤動作でDisk Druidの誤操作され、HDDのパーティションマップを破壊。
SOTEK WL2120へのインストールに関するメモ (その2)
起動不能に陥って別のPCにてインストール
WL2120が起動不能になったため、HDDを取り出して別のPCにてWindowsXPを復旧作業を行う。
改造前のインストールCDにて通常の作業にてRedHat8.0をインストール。
ただし、WL2120のHDDが/dev/hdaとして認識されるようにプライマリのマスターに接続。
パーティション構成はOSローダがブート対象として認識できないので、先頭付近にswapと/bootパーティションを 基本領域として確保し、次にWindowsXP起動用のNTFS領域を取り、そのあとの拡張領域内にルートパーティションと
/homeパーティションを作成しました。
インストール中のDisk Druidあるいはfdiskでパーティションマップに関する警告が表示されますが、無視しても継続 します。下手にキャンセルするとドライブフォーマットの選択画面になり、マウスの調子が悪いと運悪くパーティション
マップが破壊されハードディスクにアクセスできなくなりますので注意が必要です。
インストールが終了しても別のPC側で再起動させないでHDDをWL2120に戻してから再起動させます。
RedHat8.0の起動プロセスのなかでWL2120のデバイスが認識され、マウスなどの設定を行うとログイン画面 まで進行し、ログインすると初回のログインとなり、インストール作業の完了となる。
plamo linuxの場合。
とりあえず2.2はインストーラの起動すらしなかった。
終了。
というのでは面白くないのでplamo2.2.6、3.0で試してみたが、カーネルの起動すらしない状態。
SCSIとPCMCIAが問題なのは分かっていたので、それらをはずしたカーネルに差し替えてみたが、良く考えたらSOTECではKONが使えないわけで、KONに依存しているPlamoLinuxのインストーラが起動するわけもなく、実際、差し替えたカーネルで起動後、setupコマンドを実行したところ画面がブラックアウト。Ctrl-Cがかろうじて効いたため強制電源OFFは免れたが、結局のところインストールはできないという結論。
RedHat8.0同様に別PCでインストールすればできるのだが、そこまでの必要性はないので、これにて終了。
KNOPPIXについて。
CDROMでの運用をセールスポイントとするKNOPPIXでは、カーネルの起動オプションとして、noscsi nopcmcia noapmを指定することでブートからGUIの起動まで問題なく利用可能であった。
ユーザデータについてはブート時にマウントするパーティションを指定すれば可能らしい。