kazu-h に投稿

お盆進行で更新が遅れたのだが、sylpheedが2.1.0になってmingw環境でビルド可能になった模様。

早速ビルド。ビルド手順は以前挫折した手順に近いが、sylpheedがmingwに対応したのでファイルの修正は殆ど不要。
しかしながらsylpheed作者殿が述べているようにgladeのgtk+パッケージにネットワーク関係にバグがあるため作者殿のサイトからパッチを入手してインストールが必要だった。
cygwin上では必須だったiconvのパッチが不要になったのはgladeの成果か。

当方の方法によらないビルドについては作者殿のサイトのメーリングリストにビルド方法のメモがあるので参照のこと。
ただ、素直にビルドするとsylpheedの起動時にシェル画面が表示されてそこからsylpheedが起動するような実行ファイルが生成されてしまうので、configureの時に、

LDFLAGS=-Wl,--subsystem,windows ./configure

とした方が良さそうである。

ともあれビルドは出来たのだが、どうやらmingw(windows)版では、まだ画面インターフェースは2.0以前のままにされているようである。
フォルダの移動など機能的には2.0.0であることは確認できたので単に画面だけの違いのようである。
作者殿のホームページでもWindows版については古い画面インターフェースのスクリーンショットが掲載されているので、とりあえずWindows版では古い画面インターフェースを採用しているのかも知れない。
残念ながら、現在sylpheedのためだけに使用しているcygwinの除去はまだ先のようである。
当方でビルドしたsylpheed-2.1.0(mingw版)のスクリーンショット、

でもってcygwin版のスクリーンショット、

mingw対応の次期版ではこうなることを期待。

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